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今年もどうぞよろしくお願い致します。
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# by C-314 | 2011-01-01 00:06 | 雑記
この間のシガラキオサムシをマヤサンと並べてみました。
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左がマヤサンオサムシ、右がシガラキオサムシです。

見ての通り、何の変わりもありません。


そこで楽しみにしておりましたシガラキオサムシの骨片を取り出してみました。

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左がマヤサンオサムシ、右がシガラキオサムシです。

比べてみるとシガラキの方が長いことが分かります。
これで種類が分けられているんだなぁ・・・と。

オサムシは飛べない種類が多く、山脈などで隔てられてしまうと生殖的隔離が起き、長い年月の末、種が別れてしまいます。
見た目には分からずとも繁殖に関係する部分ではしっかりと変化があるようです。
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# by C-314 | 2010-12-29 00:26 | 昆虫
世はクリスマスというものを楽しんでいる時、私は滋賀県にてオサ掘りをしていました。
狙いはシガラキオサムシ、信楽周辺に棲むマヤサンオサムシの亜種です。
滋賀の地理は良く分らないため友人のN氏に案内してもらいました。


まず1つ目のポイントは以前N氏がシガラキを採ったというところ。
昼ごろまでここで粘ろうと思いしばらく掘るが全く出ない。

1時間ほど掘ったところでこいつ。
一瞬、”あっ!”と思いましたが・・・
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オオオサムシ・・・エリトラの青が綺麗な常連さんです。
亜種も変わらず何とも言えないですが、ヌルは回避。


それからは何も出ず、ポイント変更をしようと車に乗り込む。
車内で相対性理論を流していて少しテンションが上がる。


昼も近いので少しばかり食べ物を腹に入れ、次のポイントへ。
しかしなかなかいい崖が見つからず、移動しては掘りの繰り返し。

しかもスコップが壊れてしまい、根掘りを使わざるを得ないという状況にやる気をなくしつつ、そのうちの1か所で鹿のフンを発見。
しかも少し穴があいている・・・。
冬マグソの香りをかぎつけよく見てみると・・・
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オビモンマグソコガネ
セマダラじゃねーのとか話しながら何気なく採ったものですが、なかなかに珍しい種類でした。
この辺は奈良と滋賀にしかおらず、島根と広島に飛んで分布しているようです。

もう1種はチャグロマグソコガネ。
これは普通種のよう。

冬マグソは初めてだったので結構満足しましたが、残念ながら本命が採れておりません。

途中でホームセンターを見つけ新たに相棒を購入。
何だか少しやる気が出てくるもこの時既に15時といったところ。
急がないと日が暮れてしまいます。

車を走らせ、少し崖が見えたので突っ込んでいきとにかく掘る。





掘る。







掘る・・・!!






・・・・・・・。






私「ああああああああああああ!!!しがらきやああああああああああ!!」


N氏「マジすか!」


私「ちょ、ちょっと写真撮るから車のキー貸して!」



といった具合で出てきたのがこちら。
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本命のシガラキオサムシ。
といってもマヤサンと何ら変わりません。
しかしこの子、男の子なのでゲニが抜けるのです。
ゲニというのはゲニタリア(genitalia)の略で♂交尾器のこと。
つまりは・・・そういうことです。

この後日が暮れるまで掘り返すも追加は出ず、変な大きなキノコが凍ってたのと朽ち木を割ったらヒメバチが出てきただけでした。
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寒いのでとりあえず車に乗り込み、

N氏「これからどうしましょう?」

私「まだ17時半かぁ・・・ソタいるんなら欲しいなぁ・・・河原行かん?」

N氏「行きましょう。」

もう真っ暗な中明りのない河原に行くという無茶振りに応えてくれるN氏、大好き。

ソタヤコンオサムシはヤコンオサムシの亜種で滋賀にもいるみたい。
どうも家の近くのは普通のヤコンっぽいので採れるなら欲しかったのだ。

少し走るといい感じの河原を見つけ、適当にヤナギの根元を掘ってみる。
すると1発でヤコンが出てきた。

幸先いいがメスだったので種類が分らない・・・。
オスを探すも真っ暗でライトの明り一つでは厳しいものがあり、諦めて帰ることに。
採れたヤコンはソタであることに賭けよう・・・。

そんなこんなで駅に着くとすぐさっき行ったばかり。
30分ほど電車はなく、寒いホームでひたすら待っていました。


数は採れませんでしたが、いいクリスマスになったと思います。
ずっと運転、案内してくれたN氏に感謝です。
またリベンジに行こうと思います。
その前にスズカオサ行きたいなぁ・・・。
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 随分と前の話です。

 僕は幼稚園ぐらいから虫が好きで、小学3年ぐらいに標本を作りはじめました。
でも中高と虫と関わる機会が少なくなり、その間に昔採った標本は全てカツオブシムシに食われ、見るも無残なというより跡形もない状態でした。

 そんな高校3年の夏のある日、実家にカバマダラが迷蝶として飛んできたことがありました。
一線から退いていたとはいえ、ツマグロヒョウモンとは違う何かを感じ捕獲したのが今の虫屋としての始まり。
ベッドの下に仕舞い込んでいた手作りの標本箱と虫ピン、発泡スチロール製の簡素な展翅板をおもむろに取り出し、僕は手順を思い出しながら何年振りだろうという展翅をしました。

 それからも2匹ほど飛んできて、どの個体も完品だったことからどこかで発生しているに違いないと素人ながらに思ったのです。
何を食べるのだろうと調べた結果、食草のトウワタが庭に植えられていることを知りました。
3匹も飛んできたのだからきっと卵か幼虫がいるはずだと思い、庭に生えているトウワタの葉の裏を全て見て回りました。
そうするとやはり幼虫が何匹か付いており、今度は飼育しようと思い立ちました。

 飼育したことがある人は分かるかも知れませんが、このマダラチョウという仲間恐ろしくよく食べ恐ろしい早さで成長します。
また、ほとんどの種が毒のある植物を食べるため成虫になっても体内に毒が残ります。

 受験生という事を忘れ、蛹になるしばらくの間僕は毎日餌を変え、そしてカバマダラの成長に見入っていました。
最初の1匹が蛹になればあとは早いもので、ほぼ同じ時期に生まれたと思われる彼らはどんどんと蛹になっていきました。

 1週間ほどしたある日、蛹の色が変化し成虫が羽化していました。
これがその内の1匹です。
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通常白紋がでるところが錆びたような色になっています。
これを見た時変異という事も思い浮かびましたが、このような個体がどんどんと羽化してくるためこんなもんなのかと納得してしましました。

 今改めて見てみると変異だと分かりますが、無知というのは恐ろしい物でこれらをしばらく室内で放し飼いにしていました。
羽化する→〆るという発想はまだなく室内に南国の蝶が飛んでいることにただ満足し、楽しんでいました。
もちろん翅はどんどん擦れ、欠け、死ぬころにはそれはもう残念な姿になっていました。
その中でもまだマシだったのが先ほどの標本なのです。

 それから僕は蝶の魅力にはまり、今に至ります。
あの時なぜ完品のカバマダラがいたのか、そんなことは分かりません。
迷蝶として飛んできたのが繁殖したかもしれませんし、誰かが採ってきたものが逃げたかもしれません。
しかし僕が虫を再び始めるには十分に刺激的な出来事で、カバマダラという蝶は非常に思い出深いものとなりました。
たくさんの人や虫に会えるのもカバマダラのお陰かなと思い出しては感謝しています。

今思えばちょっとした雑誌にも投稿できそうな話ですが、もう過去の話。
僕の虫屋としての始まりである思い出話。


わーい、文章ばっかだ。
すいませんw
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# by C-314 | 2010-12-22 02:02 | 昆虫

2週間ほど前、観察会をやっていたところ活動中のクロスズメバチの巣を2つ見つけました。

これは掘るしかあるまいとネットではちとり煙幕を注文し、届いたので早速行ってきました。

決行日は2010.12.8 AM7:00

流石に12月とあってものすごく寒い。
この時間帯にしたのは人目を避けるためと寒くてハチが動けないうちにやってしまおうという理由から。
もちろんハチも寒いが人間だって寒いのである。

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まず巣の入り口はこんな感じ。
これは見つけたときに撮ったのでワーカーが飛んでますが、この日は流石に飛んでませんでした。


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次に煙幕を焚きます。
前やった時は途中でハチが目を覚まし首筋を刺されたので今回は念入りに。


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穴にふたをし、しばらく煙を吸わしてから少しづつ掘り進めます。
始めはこんな感じ。


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そしてどんどん掘り進めると御開帳。
立派な巣である。


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もうごそっと取り出します。
半分ぐらいオスで次のクイーンが少しと残りはワーカー。
1000匹以上居ただろう。


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ハチの子を取り出していると外に出ていたワーカーが帰ってきました。
帰ってきたら家が無くなっているなんて考えただけで恐ろしいですね。
朝日に照らされた背中から悲しみが伝わってきそう。


もうひとつの巣は実はこの前に終わらせています。
グレープフルーツぐらいの比較的小さな巣でした。
おおよその数はクイーン40匹、ワーカー90匹、オス120匹。
これでもかなり多く感じます。

そして肝心のハチの子は佃煮、ハチの子ご飯、炒め物などにしておいしくいただきました。
来年は巣を養殖してみたいな、なんて。
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