スズカオサムシ編
まずは1/2
この日の目標はスズカオサムシ。
これも以前紹介したシガラキオサムシと同じマヤサンオサムシの1亜種で鈴鹿山脈の三重県側、鈴鹿市~四日市市にかけて生息しています。
この日はちょうど四日市に行く用事があったため、昼ごろに出発し目をつけていた場所を経由して行くことにしました。
自分でポイントを探して掘るのは久しぶりで、出てくる自信もありませんでしたがとりあえずやってみることに。
少し山の方に来たのでまだ雪が残っており、久々に見る雪にテンションが少し上がり気味。
しかし歩いてみてもなかなか崖になっているところが見つかりません。
適当に掘ってみるも出てくるのはハネカクシだけ。
しばらくうろうろしていると大きな岩に土がかぶさっているところを発見。
ベリベリ剥がしてみるとムカデに混じって1匹のオサムシが!
おおおおおおおさむす!
しかしメスなので判断に迷う・・・。
その後うろうろするも全く見つからず、諦めて上の方へ登っていくと・・・
掘ってくれと言わんばかりの崖が!
写真撮り忘れてたので奥の方を少し掘ってしまってます・・・。
そしたら今までがバカらしくなるほど出てくるではありませんか。
二匹一度にこんにちは。
男の子なので種類が分かります。
しかしよく見ると赤い方・・・1発喰らわして前胸が抉れてますごめんなさい。
上の方を崩すとふた回りほど小さいヤマトオサムシも。
この辺りはミナミヤマトオサムシになるようです。
結局この崖でスズカ5匹とヤマトが7匹ほど出てきました。
結構満足し、時間も時間だったので土を戻し退散。
傾いた日が雪に反射して綺麗でした。
奈良に戻ってから比べたのがこちら。
左のマヤサンに比べると脚が黒っぽい感じです。
ゲニの比較
左のマヤサンより長く、以前のシガラキに比べるとねじれが小さいといった感じ。
結構分かりやすくていいですね。
続いて1/3
残念ながら写真がないので軽く・・・。
大学の後輩が松阪で発生している外来種のフェモラータオオモモブトハムシ(Sagra femorata)を採りに来ました。
それは次の日に行く予定でこの日は四日市産ではなく鈴鹿産のスズカオサムシを掘りに行くことに。
特に場所は決めてなかったのですが山の方に行ったらいいだろうなんて思ったのが運のつき。
鈴鹿の山の方には椿大神社というなかなか大きな神社があり、初詣に来る参拝客ですごい渋滞になっていたのです。
みごとに捕まってしまい1時間半ほどタイムロス。
地図とにらめっこしながら車を走らせ迷い、行き止まり、やっとよさそうな場所に着きました。
適当に掘ってみると後輩がさっそくオサを出してましたがメス。
私も2匹出すもメス・・・。
そしてその後続かず、よい場所も見つからず。
この辺りは確かイワワキとの交雑帯・・・。
何としてもオスが欲しかったのですが出ないものは仕方ないので雪遊びをしました。
これが非常に楽しい。
途中で鹿の糞を見つけ冬マグソを探すもチャグロのみ。
そうこうしていたら日が暮れてきたので退散。
家に帰って昨日のメスと比べてみると明らかに大きさと形が違う・・・。
これはやらかした感が・・・夏にコップ埋めよう。
長くなるので続きます。